導入事例 マルキユー株式会社

【導入事例】日本を代表する釣具製造業 マルキユー株式会社が工場に自家消費型太陽光発電を導入した理由とは?

創業112年、”つれるエサづくり一筋”。

日本を代表する釣具メーカー マルキユー株式会社は2022年11月、自家消費型太陽光発電を導入しました。

「当社の事業は、自然がなければ成り立たない。その自然をどう、維持するか。」

太陽光発電の導入に至った背景、また業者を選定する上で考えたこと。

そして、今後“環境に対して何ができるのか?”など、未来についてもお話をお伺いしました。

マルキユークリーン作戦

━━━御社の事業について教えてください。

弊社は1910年に創業し、今年で112年目を迎える歴史ある会社です。元々は長野県岡谷市で製糸産業に関わる仕事からスタートしております。

生糸を繭(まゆ)から取り、その中に入っているサナギを加工していました。

ところが戦争などがあり、サナギの加工だけでは事業が成り立たなくなったため、昭和42年に釣りエサ事業を開始。

サナギを細かく粉砕し、これをエサに使おうと。トラック1台あたりいくら、という商売から、1つの商品を何グラムから販売するか、と商売の形が変わってきました。

当時の経営層や株主のみなさんが考えた結果、資源の有効活用としてサナギを使った事業に辿り着きました。

当時は、今でいう「SDGs」などの高尚な概念は存在しませんでしたが、資源や環境への意識は昔から今も変わりません。

マルキユー株式会社 | 新井様

━━━御社のサイトではエコレポートをまとめていますが、環境に対する取り組みを始められたのはいつ頃からでしょうか?

48年ほど前からですね。

釣りエサの特性上、湿気の影響を受けないことがとても重要となります。その時、パッケージにポリエチレンを使うなど、環境にネガティブな影響があるものを使わざるを得ませんでした。

そこで実施したのが“マルキユークリーン作戦”です。

━━━どのような作戦ですか?

釣り場でお客さんが落ちているポリ袋を拾って釣具屋さんに持って行くと、釣りエサと引き換えられる仕組みです。

管理しやすいように当社のマスコットキャラクターである九ちゃんのマークを付け、お客さんが拾った袋を釣具屋さんに預かってもらっていました。

━━━当時は画期的なアイデアだったのではないでしょうか?

48年前は時代的にもポイ捨てが当たり前に近い状況でした。このような状況を、独自の仕組みを作って解決できたことは良かったですね。

なぜ、工場に自家消費型太陽光発電を導入したのか?

━━━環境に対して色々取り組まれている中、自家消費型太陽光発電を導入された背景は何だったのでしょうか?

実は、10年ほど前に太陽光発電の導入を検討したことがあります。

社内のLED化を進めて行く中で、太陽光発電の導入検討も話としては挙がりました。しかし、どうしても導入に踏み切れませんでした。

一番の理由は、金額が高かったこと。

マルキユー株式会社 | 栗田様

当時は太陽光発電の普及が始まって間もなかったため「耐用年数は?」「信ぴょう性は?」という疑問を解消し、稟議書を書くほどの温度感ではなく頓挫していました。

それから時が経ち、再び検討を始めた背景は、アルディージャビジネスクラブにおいて、岩崎食品工業さんが太陽光発電を導入されたと聞いたことでした。

その時は深く考えず「なるほど、そういう時代になりつつあるのか」と、ぼんやり捉えていましたね。

それから岩崎食品工業代表の神田さん、また御社の代表である恒石さんと話をしていく中で「この人たちは金儲けではなく、環境問題に対して前向き、かつ真剣に考えているな」と感じ、そうであればお願いしても問題ないなと思うようになりました。

最終的には当社の方から「マルキユーで太陽光パネルを導入するのはどうだろう?」と、恒石さんに相談したところ「一度見てみますね」と、御社の営業の方々が様々な調査をしてくれました。

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━━━ご検討開始から実際に導入を決めるまで、どれくらいの期間を要しましたか?

補助金の申請を出したのが2021年春頃。そして2021年末頃に「やるぞ!」と決めましたね。

検討期間が長くなった背景として、屋根の調査があります。建屋が平成6年から9年に竣工したため、強度や塗装など、クリアすべき懸念点がいくつかありました。

━━━複数社で検討していた中で、なぜ、恒電社を選んで下さったのでしょうか?

正直に申し上げると、最初は過去にお取引があった業者の中で検討していました。

御社とは過去にお取引がなかったため、正直、複数ある相見積もり先の一社と捉えておりました。

ところが、御社のご担当者と話を進めていくうちに印象が変わりました。

すごく親身に対応してくださいますし、太陽光発電導入にあたって様々な不安を相談すると、丁寧に、そして迅速に対応してくださいました。

そこから徐々に、気持ちが変わっていきましたね。

━━━対応の仕方が、他社とは異なっていたのでしょうか?

他社ですと、何か質問をした際に不安が残る形で返事をもらうことが多々ありました。

「こんな感じで良いと思います」や「やったことないですが…大丈夫だと思います」など、大手の業者でもこのような返事を貰うことがありました。

一方、御社ですと心配ないように丁寧かつ迅速にお返事をいただけました。

例えば、当社は風の強い地域のため「太陽光パネルが飛んだらどうするか?」など、もしもの時の対策において不安を抱えていました。

この点、対策方法に対して親身かつ迅速にご対応頂いたのは御社だけでしたね。

もちろんですが、金額的に安く対応して下さったこともポイントです。

マルキユー株式会社における年間「予想発電量」と「CO2排出削減量」

━施工管理やスタッフの対応面はいかがだったでしょうか?

非常に良かったです。

工場内で何かの工事をお願いする際は、事前に業者とルールの取り決めをします。やって良いこと、ダメなこと。

ただ、ルールを守ってもらえないことが度々あります。「少しくらい良いだろう」と。

ですが今回、恒電社さんは長い工事期間の中でもストレスなく施工管理をしてくださいました。業務の開始と終わりの連絡。延長もほとんどなく、安心してお任せすることができました。

あとは初日から「雰囲気」が良かったです。

━━━雰囲気は重要な要素でしょうか?

重要だと思います。

すでに面識のある私たちは、業者の皆様がどんな人たちか知っています。しかし、他の従業員は知りません。

例えば共有で使う駐車場などでは「あの業者さんの振る舞いがちょっと…」と従業員から報告が上がってくることもあります。

それが、御社の場合は一切ありませんでした。

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自然がなければ成りたたない事業

━━━太陽光発電導入にあたり、今後、環境への取り組みとして強化していきたいことはありますか?

発電して余った電気を有効活用できないか、検討しています。せっかく発電した電気を抑え込み、使えていないのはもったいない。

例えば、電気自動車への充電などを検討中です。せっかくの電気だから、うまく融通して使わないといけないなと思います。

理想としては発電量と工場の稼働をリンクさせ、人を介さず、自動的に使用と不使用のスイッチングができればなと。

人で調整するのは難しいため、自動で動かせれば良いなと思います。

━━━その他、環境問題に対して懸念されていることはありますか?

実は今、魚たちが北上しています。

━━━どういうことでしょうか?

例えば、以前は南でしか釣れなかった太刀魚が、今では宮城県で釣れるようになったと話を聞きます。他にも沖縄では珊瑚礁が危機的状況と言われていますが、伊豆で潜ると珊瑚礁があるとか。

人間は暑ければエアコン、寒ければ暖房をつけます。しかし、自然界ではそうはいきません。

釣りの業界にいて「こんなとこでこんな魚が釣れるの?」という話を聞くたびに、温暖化や環境の変化が魚たちの生息に影響していると感じます。

当社の事業は、自然がなければ成り立ちません。環境を大事にし、どう維持していくか。

引き続き、考えていかなければなりません。

マルキユー株式会社 | 本社前


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この記事を書いた人

恒石陣汰
株式会社恒電社

恒石陣汰

前職にて、イスラエル発のWEBマーケティングツール「SimilarWeb」「DynamicYield」のセールス・カスタマーサクセスを担当。その後、日本における再生可能エネルギーの普及と、電力業界に大きな可能性を感じ、2020年に恒電社に入社。現在は、経営企画室長兼マーケティング責任者として従事。YouTubeなどを通じた、電力・エネルギー業界のマクロ的な情報提供をはじめ、導入事例記事では、インタビュアー・記事の執筆も行なっている。

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