導入事例 国井興業株式会社

【導入事例】国井興業株式会社(大手鉄筋工事業)様が本社工場に自家消費型太陽光発電設備を導入|業界全体の課題に、真正面から向き合う成長企業の想いとは?(埼玉県熊谷市)

投稿日:2024年2月20日
更新日:2024年4月9日

埼玉県で大手鉄筋工事業を営む国井興業株式会社様(熊谷市)が、2024年1月に本社工場に自家消費型太陽光発電設備を導入しました。

「いざこの業界に入ってみると、人手・労働環境・採用・事業承継・業界のイメージなど、あらゆる点において大きな課題があり、このままでは業界自体が衰退してしまうのでは?という危機感を肌で感じました。」

「そうであれば、建設業界では異例といえる30歳の若さで会社を継いだ自分が、業界全体の課題に真正面から向き合って解決していくことは、逆に事業を大きくするチャンスに繋がるのでは?と考えました。」

そう語るのは、その若い力を強みに事業を伸ばしている、代表取締役社長 井出進様。

鉄筋工事業界の中で成長を続ける当社の考えや想い。そして自家消費型太陽光発電設備の導入に至った背景、またEPC業者を選定する上で考えたこと。

そして、今後企業としてどのような方針で経営していくのか?など、未来についてのお話もお伺いしました。

難しい課題。だからこそ、挑む価値がある。

━━━御社の事業について教えてください。

弊社は創業時から鉄筋工事業をおこなっており、材料の仕入から現場施工・施工管理までを一気通貫で担っている会社です。おかげさまで2022年に創業50年を迎えました。

2022年3月には工場の生産性向上や働く環境の改善を目的に、本社事務所と本社工場を移転・稼働しており、今回太陽光発電設備を導入したのは、その新本社工場です。

経営理念である「常に夢を持ち続け、発展し続ける企業になる」を大事にし、東京都を中心に事業規模を拡大しており、現在は鉄筋工事業において、全国でも5つの指に入ると言われるポジションまで来ることができました。

━━━ホームページなどを見ると「若い力」を重要視されているように思えました。その言葉の背景にある想いを教えてください。

国井興業は私の父親が創業者であり、私は二代目の社長となります。

正直にお話をすると、私自身、昔から建築業界にとても興味があったかというと懐疑的であります。

紆余曲折を経て、いざこの業界に入ってみると、人手・労働環境・採用・事業承継・業界イメージなど、あらゆる点において大きな課題があり、このままでは業界自体が衰退してしまうのでは?という危機感を肌で感じました。

そうであれば、建設業界では異例といえる30歳の若さで会社を継いだ自分が、業界全体の課題に真正面から向き合って解決していくことは、逆に事業を大きくするチャンスに繋がるのでは?と考えました。

そう思ってからは、前職からのつながりで優秀な人材をリファラルで採用をしたり、モダンなデザインのオフィスを新設して働く環境の改善をしたり、システム化を推進したりなど、着実に取り組みを進めてきましたね。

そういった取り組みの甲斐もあり、私が入社した2015年時点では約20億円だった売上が、今では倍以上に成長しております。

また、売上だけではなく、ありがたいことに従業員の人数も100名近く(平均年齢39歳)まで採用することができました。そして自然な流れでもありますが、弊社が若いメンバーが多いということもあり、サポートしてくれる協力業者様の年齢層も徐々に若返っていきましたね。

やっぱり今、全くの未経験でこの業界に入ろうと思う若い人は本当に少ないんですよ。

そういった状況においては、建築業界の当たり前に準ずるだけでなく、他業界の考え方やスタイルも取り入れながら経営していくべきだと考えていますし、そうしていくことが社員を始めとする国井興業に関わるすべての方々にとってのメリットに繋がると信じています。

ありがたいことに業界内では異例の勢いで成長ができております。これからも自分たちの道・やるべき事を信じてメンバー全員で正々堂々と進んでいきたいと思います。

業界の「当たり前」を超えていく。

━━━ありがとうございます。若さ以外の観点で御社の特徴はありますでしょうか?

材料の仕入を多い割合で担っている点は特徴の一つだと思いますね。

以前は、自社調達:顧客支給の割合が4割:6割という比率でしたが、現在は8割:2割となりました。

もちろん多く仕入れるほど単価は下がりますし、弊社は一定のボリュームで材料を仕入れるため、そのコストメリットをお客様に還元することもできています。

お客様は、比較的低コストで材料調達から施工まで一貫して国井興業に任せられる点で安心感を得られているのではないかと思います。

あとは「会社の規模」もあると思いますね。

現在弊社は、鉄筋工事業界の中で、全国でも5番手と言われるポジションまで成長することができました。

正直なお話、業界の実態として、仕入材料の高騰や人材不足で倒産してしまう企業があるのも事実です。

そういった中、自社で多く材料を仕入れていることから分かる財務面の安定性や、綺麗なオフィスを構えていることは、お客様に安心感を持っていただけている一つの要因になっていると考えていますね。

あと、鉄は錆びてしまうものです。

その鉄の加工・保管を「室内」で行なっている業者が本当に少ないのです。屋根もなければ壁もないところで加工・保管している業者もあると思います。

そのような中、弊社にとっては当たり前ですが、「室内」で加工・保管を行なっています。

これも特徴の一つだと思いますね。

あとは、協力業者様の職人の人数が多いこと、そして技術力が高いこと、社内でしっかりとした分業体制が取れていることなど、枚挙にいとまがないのですが、そういった様々な観点から弊社を選んでくださっている企業が多いのかなと思っております。

━━━ありがとうございます。順調に成長されている御社ですが、直近で経営的に苦戦した時期はありましたでしょうか?

やっぱりコロナ禍は私たちにとって厳しい時期でしたね。

というのも、建築業界の支払いサイトは比較的長いため、キャッシュフロー(キャッシュアウトからキャッシュインまで)にタイムラグがあります。

加えて主要材料である「鉄」の価格が高騰したこともあり、仕事はあるから材料を買いたいけど、価格が高すぎてキャッシュアウトが大きすぎるという状況に陥りました。

それでも結果的にはなんとか乗り切ることができましたね。

この経験があったからこそ、より経営基盤を強固なものにすることができたと思います。

━━━鉄の価格が高騰しているとありましたが、これを価格転嫁できているのでしょうか?

我々の会社は、おかげさまで価格転嫁できております。

もしかしたら、価格転嫁できずに利益を圧縮せざるを得ない同業他社もあるかもしれませんが、弊社はゼネコン様に説明をして「弊社でお受けする場合はこの金額でないと難しいです」と、しっかりと伝えています。

もし価格転嫁をせずにそのままの金額で受注してしまうと、その瞬間はなんとかなるかもしれませんが、長い目でみた時に弊社自体や業界全体が疲弊してしまいます。

ですので、いざ価格交渉があった際にゼネコン様に説明をしてご理解いただけるように、日頃から高い技術力や品質管理の向上を図っています。

「あの国井興業さんがそういうなら仕方ないね」「それでも国井興業さんにやってもらいたい」と思っていただけるように、“日頃から”企業力を上げていくことがとても重要なのではないでしょうか。

自家消費型太陽光発電を導入した理由とは?

———貴重なお話ありがとうございます。そのような御社が自家消費型太陽光発電の導入を検討されたきっかけを教えてください。

電気代が上がったことに尽きると思います。

実際に本社移転をして工場を稼働させてみると、思いのほか電気使用量が増えたことに気づきました。

そして、いざ電気料金を見てみると、その高さに驚きましたね。

そういった事情もあり、具体的に自家消費型太陽光発電の検討をすることにしました。

今回稼働させた本社工場の屋根はしっかりしていると言うこともあり、スムーズに検討が進みました。

前の本社工場の時から、太陽光発電は導入したいと思っていたのです。

ですが前の本社工場は屋根がテント張りだったため、物理的に導入が難しいと思い検討が進んでいませんでした。

実は私自身、某建築会社にいた頃に、東京駅のホームに太陽光パネルを載せるプロジェクトの施工管理を行った経験がありました。それもあり、太陽光発電と言うものは比較的身近にあったのかもしれませんね。

———なるほど、その後複数社の中でご検討された結果、最終的に恒電社を選んでくださった理由を教えてください。

最初は五社に見積もり依頼を出しましたが、最終的には、恒電社さん、またはもう一社のどちらに依頼するかを検討しました。

二社間に、“設備内容”の観点では大きな違いがありませんでしたので、逆に“設備内容以外”での観点(レスポンスのスピード・提案の緻密さ・説得力などの印象)で比較しやすかったですね。

最終的に恒電社さんに依頼した理由としては、導入費用が相対的に安かったことのみならず、毎回レスポンスのスピードが早かったこと・提案の進め方が緻密であったこと、シミュレーションの内容に非常に説得力・具体性があったことが挙げられます。

弊社の検討状況に歩幅を合わせて、都度絶妙なタイミングでご連絡をいただけたことも非常に好印象でした。

ちなみに、今回は自家消費型太陽光発電設備のみならず、高圧設備更新工事も併せて依頼させていただきました。

自家消費型太陽光発電だけでなく、電気にまつわる相談事があった際に、幅広い範囲でご提案・工事をしてくださる点も非常にありがたかったです。

———嬉しいお言葉ありがとうございます。その後、施工からお引き渡しまでの満足度は率直にいかがでしょうか?

今回の太陽光発電のプロジェクトは、現場メンバーに任せていたので、具体的な施工品質まですべてきちんと見れているわけではないですが、満足度としては非常に高いですよ。

というのも、何よりも現場で働いてくださっている作業員さんの雰囲気がとても良かったと思います。

我々も建築業界の企業なのでよく分かりますが、現場でお客さんのことを意識せずに黙々と工事をしたり、しっかりと挨拶ができない態度の良くない作業員もいたりします。

ですが、恒電社さんについてはそういった心配が全くなかったです。

そういった点からも、恒電社さんに依頼をして良かったなと思っています。

竣工後の太陽光発電システム
竣工後の太陽光発電システム

“持続可能”な経営を。

———嬉しいお言葉ありがとうございます。最後に貴社の今後の方針について教えてください。

今ありがたいことに事業規模が大きくなってきておりますし、もちろんその勢いをこれからも大事にしていきたいと思います。

一方、会社が成長している時だからこそ、“あえて”踏みとどまって社内の業務オペレーション・システム・制度などを見直すことも必要だと考えています。

いずれにせよ、国井興業に関わる全ての方々に満足をして頂きながら、企業を“持続可能”な形で成長させていきたいと思いますので、これからも実直に取り組みを進めていきます。

———本日は貴重なお話しありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

恒石陣汰
株式会社恒電社

恒石陣汰

前職にて、イスラエル発のWEBマーケティングツール「SimilarWeb」「DynamicYield」のセールス・カスタマーサクセスを担当。その後、日本における再生可能エネルギーの普及と、電力業界に大きな可能性を感じ、2020年に恒電社に入社。現在は、経営企画室長兼マーケティング責任者として従事。YouTubeなどを通じた、電力・エネルギー業界のマクロ的な情報提供をはじめ、導入事例記事では、インタビュアー・記事の執筆も行なっている。


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